神奈川県行政書士会薬事相談員の横山です。
サラリーマンや主婦の方にもインターネットの仕組みを使った販売は、気軽にできてリスクの少ない副業として人気ですね。
中古品でも価格が合えば、ヤフオクやメルカリなどで気軽に売ることができ、小遣い稼ぎになります。
中には副業の枠を超えて、本格的にビジネスとして展開する方もいらっしゃいます。
AmazonのFBAとは?
FBAとはFullfilment By Amazonの略語で、フルフィルメントとは、通信販売やネット通販における受注、
Amazonが手数料の支払いを受けて、商品の在庫、受発注、配送を担当してくれるシステムです。
商品を売りたい人がAmazonの倉庫に預けてAmazonのサイト上で販売し、注文があればAmazonが発送してくれます。
依頼主は仕入れと営業に専念できますし、商品は世界一の通販サイトAmazonのサイト上にあることから、広告宣伝には期待できそうですよね。
FBAのページを見ると、様々な商品での成功事例が出ています。
健康食品の輸入
米国在住のお客様からの調査のご依頼がきっかけで、私はこのシステムを知りました。
米国から健康食品を日本へ輸出するにあたり、日本の規制はどのようになっているのか知りたいということで、医薬品医療機器等法(旧薬事法)や食品にかかる法律を調べることになりました。
米国ではAmazonで製品を販売していてすでに実績があるので、日本への流通もAmazonのFBAを利用予定とのことでした。
食品輸入にかかる規制
医薬品や医療機器、化粧品などを日本に輸入する場合は、まず製品の安全性と有効性をチェックして、日本での責任者を決めて、といった流れになります。
食品の場合も同様ですが、健康食品においては医薬品等との絡みがありますので、下記の法律が関係してきます。
・関税法(財務省)
・医薬品医療機器等法(厚生労働省)
・食品衛生法(厚生労働書)
・健康増進法(厚生労働省、表示は消費者庁)
・景品表示法(消費者庁)
医薬品と健康食品の違いについての記事はこちら↓
ここまで読んでくださって「え?流通も全部お任せなんだから、Amazonに登録するだけじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
Amazonには出品禁止商品というものがあり、FBAにおいてもこれは同様のルールなのでした。
禁止商品について、続きは次回へ。