【フィリピン人の雇用】マニラのロックダウンは2020年5月15日まで延長決定、OFWには給付金も

POLO東京のHPより引用

2020年4月24日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、首都マニラの外出制限措置を5月15日まで延長しました。

リスクの少ない地域では規制が緩和され、交通や経済活動が再開するところもあります。

フィリピン人社員さんの手続

残念ながら、メトロマニラやセブのような都市における人材送出し業務は、5月15日まで再開が伸びてしまいました。

また日本のPOLO(Philippin Overseas Labor Office)でも、4月26日現在では、5月6日の連休明けまで書類照査やインタビューはできないでしょうから、実質何も進まない状態が続きます。

フィリピン人社員さんに1日も早く来て欲しいのはやまやまですが、今はお手続きの準備をしておいて、役所の業務再開を待つしかありません。

日本でも就労者や経営者の支援が叫ばれていますが、フィリピン政府による海外就労者(OFW=Overseas Filipino Worker)への支援策が、4月8日(水)付けで発表されていました。

海外で働く人のための経済支援

“DOLE AKAP(Abot Kamay ang Pagtulong=Reach Out for Help)for OFW”と呼ばれるこの施策は、現在海外で働いていてコロナウィルスの影響で経済的に困っている、またはコロナウィルスのが原因で解雇されたフィリピン人就労者の経済支援です。

条件に合えば、海外にいる人は200USドル、フィリピンに戻った人は10,000ペソがもらえるそうです。

詳細はこちらをご覧ください。

条件

経済支援の対象は、

①POLO/POEAで雇用契約の登録がある人

②POLO/POEAで雇用契約の登録はないが、OWWA(Overseas Workers Welfare Administration)のメンバーシップのある人

③コロナウィルスの影響によるホスト国の封鎖などが理由で、ホスト国に戻れない人

となります。また

①ロックダウンや緊急事態宣言のために転職を余儀なくされた

②現状まだ海外の職場にいるか、帰国済みか、フィリピンへ向けて出国済み

③雇用主から経済的支援をもらえないこと

が要件となり、申請書と有効なパスポート、雇用契約書などを提示して申請する必要があります。

日本国内にいる方は、POLOのHPからオンラインで申請できます。

申請してみる価値はある

以上のように要件が決まっているので、OFWであれば誰でももらえるとは限りません

当社顧客が雇用予定の社員さん(在フィリピン)は、雇用契約書のコピーをもって申請してみるそうです。

厳密に言うとこの方は、POLO/POEAへは未登録でまだ雇用も開始していませんが、コロナウィルスの影響で手続が止まり、かつ移動制限もあって今に至っているのが現状です。

日本で働くことが決まっているためフィリピンでも就職しておらず、どこからも補償が受けられない宙ぶらりんの状態です。

未入国なので当然日本の雇用主も補助できないので、ぜひフィリピン政府が事情を理解してくれることを願っています。

 

通常のPOLO/POEAのお手続きについてはこちらをご参考ください。

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